2026.10.03 接客業四半世紀over
接客業に就いて、私が接客業に従事してから、かれこれ四半世紀を超えました。
学生時代にアルバイト経験はあったものの、30代から現在に至るまで、ずっと接客業をしています。
30代で観光地のレストランで働き始め、オーダーを受けたり、お料理を運んだり、片付けたり、来る日も来る日もやっておりました。
お客様の中には、本当にいろいろな人がいます。
気持ちよく食事をして帰られる方もいれば、傍若無人に振る舞う方もいます。
当時の私は「お客様は神様です」という信仰(?)に洗脳されてもいましたし、自分軸も確立しておらず、自己肯定感も低めでした。
なので、イレギュラーな出来事が起こると、どう対処したらいいのか分からず、頭が真っ白になっていました😱
困ったことが起きると、先輩や責任者に丸投げ。
自分で解決しよう、という考えは、当時の私にはあまりなかったように思います。
もちろん、自分のミスもたくさんありました。
そんな時は必要以上に自分を責めて、いつまでもクヨクヨしていた気がします。
自己嫌悪に陥ることも多かったです😂
40代になって、少しずつ変化が
40代に入ると、宿泊施設でフロント業務とレストラン業務を兼務するようになりました。
そこのお客様は、まあまあワガママな人が多く、自分たちの要望を気軽にお願いしてきました。
私も最初のうちは、
「お客様の希望を、なるべく叶えてあげたい」
という、キラキラ偽善者魂が発動していました。
でも、お客様のワガママを叶えるということは、私だけではなく、調理スタッフや清掃スタッフにも余計な労働を強いることがあります。
そのうち、
「ワガママをいちいち聞いていたら、キリがないぞ!」
と思うようになりました。
「そこまで私が背負い込む必要はないよね?」
とはいうものの、頼まれるとやってあげなきゃという使命感に駆られる。
そして、やらないでいると罪悪感が湧いてくる😰
今思えば、境界線が薄かったんですね〜。
「お客様は神様です」に疑問を持つようになった
その職場には、本当にいろんなお客様がやってきました。
中には、私の怒りスイッチを押してくれる人もいました。
あまりにもワガママすぎる。
傍若無人な振る舞いをする。
他の人の迷惑を考えない。
そんな行為には、心底腹が立ちました。
そういった「ちょっと困ったお客様」と対峙するうちに、
「お客様は神様です」
という考えは、どうも違うんじゃないか。
そう確信するようになりました。
私の怒りスイッチを完全に押した出来事
お客様の振る舞いで、いちばん腹が立った思い出があります。
ある団体のお客様がチェックインした時のこと。
海水浴帰りだったので、ゴミを持ち帰ったのでしょう。
ところが、その大きなゴミ袋が3つ、玄関前にドーンと放置されていたのです。
「放置しておけば、我々スタッフが黙って片付けると思ったのか?」
「我々をなんだと思ってるんだ!!」
そう考えたら、カァーッと頭に血が上りました😡
そして私は、とっさに団体の代表者に声をかけました。
「〇〇さん、荷物忘れてますよ」
すると、
「あ、あれ、ゴミ」
との返答。
……さらにヒートアップする私😡😡😡
「ゴミならゴミと一言言ってくれないと、分かりません!!!」
もう、接客そっちのけで怒りが露わになっていたと思います😂
ちなみに、その翌年からは、
「ゴミの処分をお願いします」
と、そのお客様から声をかけてくるようになりました(分かってくれればいいのだよ😎)。
腹の立つお客様は時々出現しますが、ここまでブチギレたのはこれが最初で最後です。
当たり前ですが、接客業においてお客様相手に怒りを露わにするのはあまり良いこととは言えません。
これは私の中の癒やされていなかった「怒り」がお客様の振る舞いによって刺激されて抑えきれずに噴出してしまったのでした。
この出来事から5年以上は経っていますが、今では癒しも大分進んでどのようなお客様に対してもここまでの怒りが湧き上がることはなくなりました。
それでもたまにはムカっとしたり「なんだコイツ」と思うことはあります😂
それは極力表に出さずに「笑顔」という鎧を被って冷静な対応を心掛けております✨
今は「ルールを無視するお客様にどう対応するか?」が自分の中で課題になっています。
昔の私は、
「お客様なんだから、波風立てないように…」
と思っていました。
でも今は、
「お客様を大切にすること」と「お客様の言うことを何でも聞くこと」は、同じではない。
そう思っています。
できることは、できる限り対応する。
でも、できないことは「できません」と伝える。
ルールがあるなら、そのルールを守っていただくようお願いする。
なぜならあるお客様のワガママを通すことは、別のお客様にご不便をおかけすることになる、と思うのです。
もちろん、言い方はものすごく大切です。
正しいことを言っていても、伝え方ひとつで相手を不快にさせてしまうことがあります。
だからこそ、
「どう言えば、相手にきちんと伝わるだろう?」
「どうすれば、お互いに嫌な思いをせずに済むだろう?」
そんなことを考えながら、日々接客しています。
四半世紀を超えて接客業を続けてきても、まだまだ修行中。
腹が立つことや不快に感じることは日々あります。
でも、昔のように全部を自分の責任にして抱え込んだり、限界まで我慢したりすることはほぼ無くなりました。
そして何より、
「お客様は神様」ではなく、「お客様も私も、ひとりの人間」。
そう思えるようになったことが、私にとっては大きな変化でした。
これからも、笑顔という鎧をほどよく身につけながら(笑)、自分の心も守りつつ、できるだけ気持ちのいい接客をしていきたいと思います😊
……とはいえ。
ルールを華麗にスルーしてくるお客様への対応は、まだまだ試行錯誤の最中です😂
このあたりは、また別のお話で…。
接客に関するお悩みを 桜耶 が拝聴いたします。
ご予約お待ちしております😊