2026.10.15 父との合意は、孤独だった
「幸せになりたいのに、なぜか自分からその幸せを壊してしまう」
「人をなかなか信用できなくて、いつも集団の和に入るのが苦手」
私は、そんな自分を持て余していました。
もっと素直になればいいのに。
もっと人を信じればいいのに。
そう思って、できない自分を責めていました。
なぜかな?
その答えは、父との関係にありました。
子どもの頃、私は優しい父が大好きでした。
ところが、私が3歳の時に父に愛人ができました。
そこから、家の中はガラリと変わりました。いつも父と母は大喧嘩です。
父は家族のことなど、愛人以下でどうでもよくなったようでした。
そして私は、優しい大好きだった父から拒絶されるようになりました。
正に豹変です😨
幼かった私は、
「私が悪い子だから、お父さんに嫌われたんだ」
そう思いました😢
子どもって、親に拒否されると理由が分からないから自分のせいにするんですよね。
父を思い出すと、私の心はいつも「無表情」になる。
怒りでもない。
悲しみでもない。
ただ、冷ややかな無表情。
あんなに大好きだった父に裏切られたから、心が麻痺しているんだろうか……。
それもあるし、感じないように自分を守ってるんだな。
もう一歩踏み込んで、自分に聞いてみた。
「そもそも私は、何のために、こんな父親を選んで生まれてきたんだろう?」
返ってきたのは、
「世の中、そんなに甘くないから」
という言葉でした。
……なんだ、それ😳
でも、妙に納得したんです。
私は、かなり疑り深い😨
幸せになると、
「本当に大丈夫?」
「そんなにうまくいく?」
と疑う。
疑いすぎて、壊れるのが怖いから、自分から壊れる前に壊しにいく。
無防備に、全力で愛されてたと信じていた父から、愛人ができた途端、見向きもされなくなった。
そりゃ〜疑り深くなるよね😭
でも、ちょっと待てよ🤔
裏返してみたら、
私は、用心深く生きたかったんじゃないのか?
簡単に人を信用しない。
周りに合わせすぎない。
集団の中に無理やり入らない。
そうやって私は、自分を傷つけないように守る術を身につけてきたのかもしれない。
でも、その代わりに「孤独」になった。
そして、ふと思った。
私は、孤独を知りたかったのかもしれない。
そう思ったとき、父のことがもう一度、浮かんできました。
じゃあ、お父さんは?
私は心の中で父に聞きました。
「ねぇ、なんであの時、家族を放ったらかしにして愛人を作ったの?」
返ってきた答えは、
「ステータス」
だった。
……は?なんだと🤨
ステータス?
「愛人を持ってる俺、カッコいい😎✨」
私は思わず「ええ~馬鹿じゃないか!」
とツッコんでました😑
でも、父の人生を振り返ってみると、少し違うものも見えてきました。
父は戦争孤児でした。
身寄りのない子どもとして、深い孤独を経験していた。
そして、愛人と別れて家庭に戻ってきた父を待っていたのも、また孤独でした。
母曰く、
「愛人に捨てられて帰ってきた」
だ、そうです😑
自分で家族を手放して。
自分で愛人を選んで。
そして最後には、自分がひとりになる。
父の人生にも、そんな「孤独」がいつもあった。
それを見たとき、
「ああ……」
と思いました。
私と父は、もしかしたら、お互いに「孤独」を経験するために、出会ったのかな。
そう考えると、
「ここが合意だったのか」
と思えた。
同じ「孤独」を体験するために、私たちにとっては、この環境が最適だったのかもしれない。
そう思えたとき、
力が抜けた。
父を許さなきゃ、と頑張ったわけじゃない。
「仕方なかったんだ」と無理やり納得したわけでもない。
ただ、
「父も、父の人生を生きたんだな」
と思えた。
それだけでした。
私はずっと、
「父に捨てられた私」
というところから父を見ていたんだと思います。
でも、そこから少し離れてみたら、
父もまた、孤独を抱えた一人の人間だった。
そう納得すると、
孤独って、そんなに悪くないのかもと思えてきた。
昔の私は、
「誰からも嫌われてはいけない」
「みんなに好かれなければいけない」
と思っていました。
だから、人間関係に怯えていた。
嫌われないように…
仲間外れにならないように…
万人に好かれるわけがないのに😨
でも、孤独を知ったからこそ、
「ひとりだと、気楽に過ごせるな」とわかった。
「みんな」に好かれようとするのをやめた。
大勢の人に囲まれて、嫌われないように怯えているより、
心から信頼できる人が、ほんの数人いる。
むしろ、そのほうがずっと楽だった。
あんなに怖かった孤独が、
今では私を自由にしてくれています。
父に裏切られたことを、なかったことにはしない。
傷ついた私も、なかったことにはしない。
あの孤独を認めると孤独が怖くなくなった。
そして、
「誰に好かれるか」より、
「私は誰といたいのか」
を選べるようになった。
今の私は、それを父からもらったものの一つだと思っています🙂↕️