セラピストブログ

2026.07.01 涙の理由① 〜私の「陰」と母の「陽」〜

先日、仕事先でかけられた何気ない一言


​「あなたのお父さんとリハビリが一緒だったのよ」


​その瞬間、不意に涙がこみ上げました


父が亡くなり20年経つのに、私は今さらなぜ泣いているのだろう?


​時計の針を、29歳のあの頃に戻してみます

​(何度も出てきて癒しているシーンです)


​当時の私は、3歳と1歳の育児の真っ最中


命を預かる責任の重さに、限界の淵に立っていました


​実家に子供を預け、ただ泥のように眠ることだけが、私の唯一の「逃げ場」でした


​そんな時、56歳の父が突然の脳出血で倒れました


​管だらけの父を目の当たりにして、私が感じたのは、父への心配よりも、「私の居場所がなくなる」という猛烈な恐怖でした


​この涙は、父のためではなく、あの時「死にたい」とまで思い詰めていた29歳の私自身のためのものでした


誰にも言えなかった「ここから逃げ出したい」という、本音の叫びだったのです


​では、なぜ私はそこまで「居場所がなくなること」を猛烈に恐怖したのか?


実家という唯一の避難所を失うことは、私の中に潜む「底なしの不安と寂しさ」に、丸裸で飲み込まれてしまうことを意味していたからでした


​この恐怖の根っこは、一体どこにあるのか?


​セラピスト仲間に支えてもらいながら、私は「胎内退行」を行いました

​そこで見えてきたのは、母のお腹の中にいた頃の記憶……


​母は、妊娠した友人への対抗意識から「負けたくない」という思いで私を宿していました


そのお腹に流れていたのは、新しい命への喜び以上に、強烈な「不安」と「恐怖」でした


​「負けたくない」という意地の裏側に隠れていたのは、「子供がいないと、友達が去ってしまうのではないか」という、不安からくる強烈な「孤独」への怯え…


​私と母は、その「不安と寂しさ」という細い糸で、深く繋がっていました😰


​その時に面白いことに気がつきました😲

私と母は同じ感情を感じてるのに取る行動が違っているのです


​【私のパターン(陰)】

不安だからこそ、傷つくのを恐れて一歩引き、輪に入れず「寂しさ」を内側で募らせる


​【母のパターン(陽)】

不安だからこそ、明るく振る舞い、真っ先に人の輪に飛び込んで「寂しさ」を外側から埋める

​行動だけを見れば真逆です


だからこそ、お互いに「わかり合えない」と怒っていました


​でも、その行動を動かしていたガソリンは、二人とも全く同じ「不安からくる寂しさ」だったのです


私は内へ​、母は外へ

向きは違えど、二人とも「寂しさ」という共通の痛みから逃れようとしていただけでした


​根っこが同じだと気づいた瞬間、母に対する「なぜわかってくれないの?」という怒りは、静かに「お母さんも同じだったね。辛かったね」という共感へと変わっていきました


​29歳のあの日、「居場所がなくなる」と恐怖したのも、実家を失うことで、この母から無意識に譲り受け、ずっと隠してきた「不安と寂しさ」が激しく疼き出したからでした


​私は自分を抱きしめました

​「あの不安と寂しさは、味わいたかったからお母さんから貰ったね」と🙂‍↕️


理由がわかれば、もうその重い荷物を背負い続ける必要はなくなりました

母の人生は母のもの

私の人生は私のもの

しっかり、母と境界線を引いた

これからは、私は私として生きていく

この先、不安や寂しさが顔を出す日があっても、それはもう母から受け継いだものではありません

「今の私」が感じている感情として受け止め、私が私を抱きしめ、私が私を癒やしていく

それが、これからの私の目指す生き方です🙂‍↕️


──そう思っていました

……ところが

まるで火曜サスペンス劇場のように、

「ジャッ・ジャッ・ジャーン!」🤭

数日後、ある「産後うつの娘さん」のお話を聞いた瞬間、またしても涙が溢れ出したのです😢

「まだ何かある…」

そう感じて文太ママさんに話を聞いていただくと、見えてきたのは、母から譲り受けた不安ではありませんでした

そこにあったのは、

子どもを預けて逃げ出していた自分を、ずっと責め続けていた私自身の「母親としての罪悪感」だったのです😰

癒やしのプロセスは、まだ終わっていませんでした😓

次回『涙の理由② 母親失格』

どうぞよろしくお願いします🙏✨


なぜか繰り返してしまう不安や、自分を責める気持ち

その根っこには、あなた自身のものではない「預かった感情」や、まだ癒やされていない心の痛みが隠れているかもしれません

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癒しの館 セラピスト結季音


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涙の理由① 〜私の「陰」と母の「陽」〜