2025.04.14 刷り込まれた行動パターン
何度か頭に浮かんできている過去の出来事ありました。
癒されてすっきりしている過去は、考えないと思いだせないくらい他の出来事と同じように過ぎ去った事として処理されていくのですが、これは度々思い返されていました。出てくるたびに癒していましたが、その時は明るくなるものの深い根を張っているのかまた出てくるのです。
それは小さな出来事です。
この小さな出来事がそんなに自分に影響を与えていたのかと思うくらいな出来事でした。
私は二人姉妹で、二つ下の妹がいました。小学校2年生くらいの事です。
私は漫画の面白さに目覚め、私は月刊誌のりぼん、妹はなかよしを買ってもらうようになりました。
私にとっては宝物でした。私だけの漫画、私だけの物、大切なものに触れられたくない、独占したい。
私の大事なものに触れるな!と言いつつ、私もこっそり妹のなかよしを読んでいたりもしたんですけどね。
ある時、妹がこっそり私の漫画本を触っていたことで喧嘩になりました。
そして、その喧嘩をしている目の前で、母が私の漫画を真っ二つにちぎったのでした。
母としては、与えた漫画を二人で仲良く交換して読み合ってもらって欲しかったのでしょう。
たかが漫画本でも、私にとっては宝物で、大切なものだったわけで目の前で引きちぎられるのを見て衝撃を受けました。
姉妹喧嘩もこれで終わりです。母はこの後、ガムテープでしっかりと止めて直してくれました。
些細な姉妹喧嘩です。なのに何度も思い返されるこのシーン。
思い出されるわけです。
何故ならこの中に私の行動パターンを作った根幹が詰められていたのです。
大切なものを差し出して良い子でいないと壊れるという刷り込み。
これは妹が生まれた時点で発生していた出来事でありました。
この役割を演じる事で自分の居場所を必死で作ることをしてきました。
この時の漫画本は、「母」を投影したものだと気づきました。
姉という立場で後から生まれた妹に母を取られたような気持ちから、大切なもの「母」=「漫画本」を独占したいという表れでした。
それを目の前で母に破かれたことは自分の気持ちを踏みにじられたという相当な衝撃です。
愛されたい、良い子でいないと愛されない。
壊れてしまう。真っ二つになってしまう。
私は母にお金を貸し続けたり、このパターンを繰り返しやってきたんですよね。
条件付きの愛でずっと生きてきました。
何十年もかけて染み込んだ刷り込みはそう簡単に消えませんが、こうやって気づけている事が癒しの入り口になっています。
このパターンに気づいて抜ける事が、私のこの人生の課題です。
癒すことで、過去に囚われなくなる。自分を責めなくなる。自分の人生を生きられるようになる。
私もまた癒しの旅の途中ですが、生きづらく感じている人がいたら一緒に癒しの糸口を探り寄り添えていけたらと思っています。