セラピストブログ

2025.04.15 未熟で弱い自分を受け入れにいく その② 癒し編

愚かな親だと過去に起きた事実を受け止めながらも、せめて潜在意識を通して当時向き合えなかった息子と娘の傷ついた心を癒そうとワークを行うことにしました。

娘に対しては不安や恐怖心など黒いものを抜いて綺麗に浄化し、声かけながらしっかり抱きしめ愛を送ると穏やかに浄化されていった感触がありました。

しかし息子になるとなぜか壁に隔たれたように感じ、浄化どころか近寄ることもできません。

おまけに当時の未熟な私も出てきて「娘が相談してくれたのにひどいことしてしまった。」と嘆き、「でも怖くてどうしたら良かったのか分からなかった。」と思考停止状態で自己保身な主張をし、そんな自分を許さない感情もあふれるし、内観しようにも心の整理すらできなくてどうもこうも収拾がつかなくなり、文太ママさんに相談してセッションをお願いしました。

文太ママさんの誘導ではじめに当時の若い私を出し、恐怖や後悔を黒い煙にして上げ愛を入れます。

嘆く若い私に「もう終わったことだよ。」「私が、この時の私を許すよ。」「私が、若く未熟だった私を許すよ。」とママさんの優しい声でそう伝えるよう言ってくれました。

「許す」という言葉に少し抵抗がありましたが、文太ママさんの言葉で徐々に安心感が生まれます。

これは私だけでは思い付かなかった言葉で、もし浮かんでも私一人では入っていかなかったと思いました。

そして息子と娘の浄化に入ると、自分でやった時と同じく娘はすぐに浄化されましたが、息子にはモヤがかかったように手応えなく、誘導でよくよく見てみるとたくさんの悪霊に撒かれている状態になっていたことが分かります。

息子の悪霊を抜いて浄化してから息子の前世を見ると、戦国時代の立派な跡取りだった息子が出てきましたが、戦いの時代に翻弄され一族で滅亡していった人生が見え、私はその時も母親でした。

文太ママさんにその前の前世が気になると言われさらに深掘りすると、同じような時代で屋敷の門の外から「この家の子になりたい。」と羨ましげに中を見ている浮浪児の息子が出てきて、この子が大きなレプとたくさんの悪霊や妖怪を憑けていました。

ママさんと一緒にこの子のレプを浄化し悪霊や妖怪も上げてからこの子を綺麗にしてご飯を食べさせ、一族にむかえ立派な若武者に育て上げたのちに満足した彼を光に上げました。

息子は何も持たず苦しむ苦労と大きな家の中で物はあっても一族の重圧が掛かる苦労の両サイドを経験したかったようでした。

それから現在の息子に戻るとモヤも無く落ち着いた様子になっており、息子はこの浮浪児から持ち越したレプの影響が出て巻かれていたのではないかという結論になりました。

そして私の当時の思考停止の混乱ぶりは息子のレプに引っ張られていたようで、つまり元々私が持っていた見栄や欲が刺激されて暴走したという事なんでしょうね。

最後に潜在意識下で娘と息子を向き合わせると娘が息子をポカポカ殴りにいって、その姿にほっとしました。

セッション後に息子について、現実面では当時家計が厳しくてゲームや物をあまり買えず私は躾面も厳しい方だったと思うし、友達から軽い仲間はずれもされていたと息子に後から聞きましたので、それらのストレスで衝動が抑えられなくなったのかとママさんに相談したら、むしろ息子の前世の強烈なレプの欲望を今世は引き締めていたのではないかとご指摘いただき、かなり心が軽くなりました。

それにしても男の性欲は侮れないもので、まだまだ可愛い子どもたちのイメージだっただけにショックが強すぎて、小学生でも思春期が近づく前から配慮しなければいけないと思いました(汗)

自分を責めたりブロックが強くてイメージが見えず行き詰まっても、今回セッションで誘導してもらったおかげで、心残りだった子供たちの癒しができて肩の荷が降りた気持ちになれたのは本当に嬉しかったです。

ヒプノセラピーの凄さを改めて体感した日でした。


(その③ に続く)


未熟で弱い自分を受け入れにいく その② 癒し編