2025.03.20 次女の卒業式に向けて その3
またまた続きです😂
その前に、今の次女は、もう抜けつつあり大丈夫です😆
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高校ではダンス部がなかったので、中学時代と同じく吹奏楽部に入部した。
娘はダンスも好きだけど、演奏するのも好きなのだ。
高校では友達も出来たようだし、トロンボーンも新たに始めて楽しそうに過ごしているように私には見えた。
だが、次女の脳内では
中学からホルンを吹いていた。本当はホルンがやりたかったのに。
顧問からトロンボーンを吹いてくれと言われた。
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どうして?先生酷い。
この学校が悪い。
自分が高入生だから、途中から入った子は我慢するしかないんだ。
(中高一貫校だったので、中学からの一貫生と高入生がいた)
↓
誰も私の気持ちなんてわかってくれない。
どうせ私は何をやっても上手くいかない。
我慢するだけの人生なんだ。
↓
これも全部自分が受験に失敗したから。
私はやっぱりダメな人間なんだ。
どんなに頑張ったって上手くいかない。
また家では
お姉ちゃんは受験でも何でも上手くいってる。
遊んでばっかりで全然勉強だってしてないのに。
ズルい!
うちにはお金がないのに、私が私立に行くことになって親に迷惑かけてしまった。
全部、合格しなかった私がいけないんだ。
私なんかいなくなった方がいい。
という思考にでもなっていたんだろう。
次女はこんな調子で、被害者意識、自責思考と他責思考が強くなり、段々と卑屈になっていった。
挙句の果ては、「生きていても何の価値もない。早く死にたい」とまで言うようになった。
こんな日がずっと続くと、さすがに私もブチ切れた。
「甘ったれるのもいい加減にしろ‼たかが受験に失敗したくらいでなんだ!
その分、受験に失敗した人の痛みがわかるようになっただろ。
これから先も色んな事があるんだよ。
自分だけが不幸だって思うのも大概にしろ!
この高校に入ったから、ニュージーランドへ短期留学にも行けたんだよ。
凄くいい経験になったと喜んでたよね⁈
トロンボーンだって、吹けるようになって凄いじゃないか!
ホルンもトロンボーンも両方吹けるなんてなかなかできる事じゃないよ。(知らんけど😂)
吹奏楽部で仲良くなった子もいるし、
あなたと同じ様に、他にも都立落ちてこの学校に入った友達もいるじゃないか。
どこの高校へ行っても、楽しめるか楽しめないかは自分次第なんだよ。
お前がどれだけ恵まれているか、もっとよく自分で考えてみろ‼」
と言い放ってしまった😂
他にも何か言ったような気もするが、もう忘れた。
でも、これは私なりの厳しい愛だった。
甘ったれのとんちんかんな娘には必要な事だったし、この言葉も娘自身が言われたくて、私に言わせていたのだ。
娘自身が気付きたかったからだと思う。
次女の高校時代は、こうして私も娘の態度にブチ切れたり、落ち込んだり、心配しすぎたりと色々あった。
私の剣幕に恐れおののいたのか、反発心からか、気持ちを入れ替えたのかはわからないが、
今度は大学受験に向けて勉強を頑張るようになった。
お金がかかるからと塾にも行かず、高校3年になり、コロナ騒動で授業もままならなかったが自力で頑張っていた。
しかし、これも第一志望大学は共通テストで撃沈・・・。
ただ今回は高校受験の時に免疫がついたのか、数日落ち込んでいただけで後は気持ちを切り替えていた😂
結局浪人することを選択せずに、合格した大学へと進学。
大学1年でダンスサークルに入りダンスを始めるようになって、やっと普通に笑顔も出るようになっていた。
それでもまだまだくすぶっているところもあった次女。
文太ママさんのヒプノセラピーを娘の代わりに私が受けて、娘の潜在意識を癒やしたりもした。
少しずつ、明るさを取り戻してきた娘に、「今度文太ママさんと彩加さんの親子セミナーってのがあるのだけど、一緒に行ってみる?」と聞いた。
あっさり「行きたい」と言うので、ドキドキしながらも二人で参加した。
そこでは、お腹の中にいた時から現時点まで、何を思って感じていたか可視化しながら整理したり、ヒプノでその時に感じていた被害者意識やそれぞれの葛藤を癒やし書き換えていくワークもした。
私に対する娘の本音を、その時初めて聞くことが出来た。
こんなことで苦しんでたんだ。
私にしてみたらそんなつもりではなかったけれど、娘はそう捉えていたんだねとわかり軽くショックでもあった。
私自身も無意識に娘のことを実年齢より低く捉えていたことがわかり衝撃だった。
結局、実年齢より低く次女のことを見ていたことで、その年齢で娘の成長を止めていたのは自分だったんだ。
娘は今はもう19歳!(当時)しっかり頭に叩き込もう!
これからは心配を信頼に変えていく、娘の未来は明るいんだと信じる事が出来た。
帰りの新幹線の中で、「お母さんの嫌だったところを言ったけど、実は良かった面もあったよ」と言ってくれた。
だが、そんなに嬉しい内容でもなかったので、他に良い所はないのか聞いたが、「特にないよ~😆」って笑顔で言われて少し複雑な気分になった🤣
でも、そんな良いところがあまりなかった(らしい🙄)母親としての私自身もこれからは許せると思えた。
そんな充実した親子セミナーだった。
この親子を選んできたのもお互いの合意だったということが、娘自身腑に落とせたのかはわからないが、
帰ってからの娘の表情は、まるで憑き物が落ちたかのようにスッキリしていた。