セラピストブログ

2025.03.19 次女の卒業式に向けて その2

前回からの続きになりますが、長くなりそうなので何回かに分けます🙇‍♀️

まず、現在の次女は、大学4年生で4月から社会人となります。今はもう抜けつつあります。

🍀続き🌸

小さなころの次女はなぜかひどく怖がりで、とても神経質だった。

まだ10か月頃の赤ちゃんだった時、長女の友達がうちに遊びに来ていて、次女に「いないいないばあっ!」

って遊んでくれていた時、娘は驚いて「わーーーーっ!」っておじさんのような声を発したことがあり、これには私たちもびっくりした。

とても赤ちゃんの声には聞こえなかった。

幼稚園の頃には、「今日も大きな階段の上から転げ落ちる夢を見た」

とよく話していた。

↑これは後々ヒプノでわかったのだが、古代ギリシャらへん、前世の私が前世の次女を突き落としていた😅

子どもの頃ってほんと前世の記憶とか影響を受けているんだなと思った。


夜も熟睡できない、何度も目が覚めるといい、子供の不眠症についても調べたり、どうしたものかと悩んだこともあった。

小学生の頃になると、ますます暗い場所を怖がったり、外を歩いていても、あそこに誰かが立っているような気がするから行きたくないとかよく言っていた。

幽霊が見えるのか?それとも怖がりな性格で想像力が逞しいだけなのか?

私にはよくわからなかったが、否定するようなことは言わないようにした。


その当時の夫は、仕事のストレスから家に帰っても機嫌が悪く、私や娘たちに八つ当たりして怒ることが増えていた。

関係のない私たちに怒りやストレスをぶつける行為は理不尽だ。

このことで、夫婦仲もまた一気に悪くなってしまい、夫婦喧嘩も度々するようになっていた。

次女も自分はとばっちりを受けないよう、叱られないように親の顔色を敏感に察知し、先回りして動く子になってしまった。

夫は機嫌のいい日には娘たちを甘やかせ可愛がる。

娘たちにしてみたら訳が分からなかったと思う。


こうして親の顔色を伺うようになると、自分が間違えたり失敗することも怖がるようになっていった。

もっと自分に自信を持って欲しいと思い、バレエを習っていた次女はなかなかセンスも良く、娘の良い所を伸ばしたい一心で、

私は「日曜レッスンにも行ってみたら、もっと伸びるよ」と勧めたりもした。

本人は更々そんな気はなかったので、私は勿体ないなと思いつつもそれ以上は勧めることもなく、娘に何も言わなかったのだが、

後であの時は私の顔から圧を感じて、凄く嫌だったんだと教えてくれた😂💦

結局娘のためではなく、自分のエゴを押し付けていただけで、娘もそれを感じ取っていたのだろう。

次女が小学6年生の時、長女が高校へ進学した。

次女とは4つ違いの長女が通った公立高校は制服もなく茶髪ピアスもOK、自由な校風で何の縛りもない所だった。

高校でダンス部に入り、自由にやりたいことをしながらも順風満帆に高校生活を満喫していたように見えた長女が、

次女も羨ましかったんだろう。

「私もお姉ちゃんと同じ高校へ行きたい。ダンス部に入ってダンスがやりたい!」

と言い出し、中学1年後半にはすでに志望校はここ!って決め、勉強を頑張るようになった。

模試判定でも多少波はあったが、長女と中学時代の成績も同じか、むしろ次女の方が少し良かったのでまあ大丈夫だろうと

私も思っていた。


合格発表の日、娘の受験番号はなかった。

その日は私も仕事が休みで、合格したらそのまま手続きが出来るよう次女と一緒に高校へ行った。

ショックだったと思う。

黙ってうつむきながら駅まで歩いていく娘を見ながら、私も正直辛かった。

電車の中で、堪えていた涙が溢れてきたんだろう。

普段から人前で泣いたことのなかった次女が、初めて、声には出さなかったけれど目から涙がどんどんこぼれていた。

私は何と声をかけていいかわからず、でも私まで一緒に悲しんでいたら余計辛いだろうと思い、「大丈夫だよ~」と

肩をポンポンとたたいて、そっとしておいた。


他の私立高校は受かっていたのでそこに行くことになったのだが、

その夜、娘は夫に「私立に行くことになって、本当にごめんなさい。お金かかることになって迷惑かけることになってごめんなさい」

と言っていた。

もちろん夫がそんなことで娘を責めるわけがない。

受験で苦労した夫が、娘の気持ちを1番にわかっている。

「そんなこと気にするな。大丈夫だから!」

とかなんとか言っていたと思う。


それからも私たちの言葉など娘には入っていかず、彼女はうつろな目をしてますます無気力になっていった。

次女の卒業式に向けて その2