2025.02.09 父と私と怒りとゆるし ②
本題の前に
癒しの館セラピストが煮詰まったり癒しや浄化が必要な時はママさんの判断でセッションをしてくれます。
ママさん曰く
- セラピストのケアとして。
- セラピストに常に良いコンディションでいて欲しい→お客様にとっても良い事。
- この2点からもオーナとしてセラピストのケアは当たり前だと思っている。
セラピストの精神的負担などにもちゃんと目を配って下さっています。くーっ😢泣けるっ!
セラピストの力を信じて「大丈夫😁楽しんで〜❤️」の時がほとんどですが😂その辺りの区別と言うか塩梅というか感服致します。
さあ、いよいよ文太ママさんによるセッションです。
沖縄在住時代に父が憑けたであろう煤だらけの子ども達にたくさんの光と愛を送ります。
セルフヒプノでもこの辺はイメージが出来たのでママさんの声がけのもと、クリアになりました。
棒人間ではない楽しそうな子ども達になりました。代表者よろしくの女の子に声をかけます。
「あなたは誰?」女の子は「私は私だよ」と明るく返してくれました。
どうやら誰かの前世というわけではなさそう。
やっぱり彼らは沖縄戦で命を落とした子ども達のようでした。彼らに慰めと労いともう終わっていることを告げて一斉に光に帰ってもらいました。
すると1人の男の子だけが残りました。
歳の頃は5.6歳。沖縄で亡くなったこの子と父の子供心が合意したのでしょう。
後から思うと父の子供心が彼らの中に身を隠していたようにも思います。
父は昭和7年生まれ。煎餅屋の5人兄弟の末っ子として生まれましたが、父が6歳の頃に母親を亡くしました。
私の母によると祖母は父を出産した後、産後の肥立が悪く寝ついてしまい結局回復することなく幼い父を残して逝ってしまったそう。
すぐ上の姉が面倒を見てくれたそうですが姉は姉。母親の代わりにはなりません😢父の父は酒飲みの暴君。
赤ちゃんの頃から母親の愛情に触れる事のなかった父は姉の甘やかしと父親のDVを受けて育ち、後妻さんが来ても一切を拒否して後妻さんを追い出す始末。
身体は子どもでしたが一端の拗ね者に成長しました。持て余した祖父は板金稼業の親戚に父を預けました。従兄弟達からいじめにあいながら稼業の働き手となりしばらく過ごしましたが、都合よく働かされ逃げるように沖縄に渡りました。
父の生い立ちが長くなってしまいましたが、父の弔いも兼ねて書かせていただきました。😌
歪み切りいじけ切った幼少期を内包した若き父。
つぐみさんは何を感じる?とママさん。
( ,,`・ω・´)ンンン?「渇望…?」自信なく答えました。
ママさんには真っ黒で空っぽ、飢えて乾いた父の強烈なイメージがあったようです。
ママさんが実にサラッと「虚無」と口にした時、私の心はその言葉にギュイーンと引き込まれました。
「虚無」と父がもの凄い勢いでリンクし、それと同時に父の魂の目的を理解しました。
「わかる」「腑に落ちる」瞬間って本当に凄い!父の魂は「虚無」をやりたかったのだ!
そして真摯にその目的を遂行していたんだと理解した私は感動で目頭が熱くりました。
表面的に見たら父の生き様は悲惨です。でもこの時の私は魂の真理を感じ喜びのようなエネルギーが自分の中に溢れました。
まじめに目的を果たした父に誇りさえ感じました。
父は失う人生、渇望、虚無の人生をその前にも繰り返しているとのことで父の前世をイメージしました。
父はアメリカインディアン。戦いに敗れ命からがら逃げ延び、高い丘からかつて支配していた部族の土地を苦々しく見つめていました。
「口がこれでもかってくらい思いっきりへの字になってるね」とママさん。
私の見てるビジョンと全く同じで驚いて笑ってしまいました。
父の瞼には置いてきてしまった娘の姿が浮かんでいました。
その娘が私の過去世のように感じました。
娘を置いてきて、殺されたのか敵にさらわれたのかもわかりません。
瞼に浮かぶのだから多少の思いはあるのでしょうが深い後悔や懺悔も感じませんでした。
酋長とはいかないまでも部族のメインメンバーではあったようで立ち居振る舞いは堂々としています。立派な人に見えました。
若年期父より過去世だけど魂年齢は父より高いのですか?とママさんに質問すると。
「いやいや彼も若年期ですよ。何も考えていない。思考停止してます。」
そうか。インディアンってスピリチュアルなイメージがあったけれどそんなもんか。
(私が20代の頃は自己啓発本が流行っていて「アメリカインディアンの教え」みたいな本が人気があったのです。)
彼らも厳格な掟やしきたりに縛られていたし、同部族以外や裏切者には悪辣だったのでしょう。
娘の私も父に対してあまり思い入れはないようでした。家族より部族全体が大切で「男」と「女」で存在の価値やカテゴリーがはっきり別れているイメージでした。
お父様の魂は相手や立場を替えて「失う」「置いていく」「置いていかれる」を繰り返していますね…。とママさん。
インディアンを空に上げて若い父に戻ります。
そして幼少期の虚無君を祖母の代わりに赤ちゃん時代から育て直します。
たらい桶で沐浴したり、良い子良い子可愛い子❤️とゆらゆら抱いたり、お乳も含ませたり(父にマイ乳を吸わせる・・・(@ ̄□ ̄@;)!!ぬぉーっ‼)
一緒に食卓を囲み、洗濯ものを干す母の傍で遊び、はだけた布団を掛け直してもらう。
お母さんが我が子に与えるおおよそのことを繰り返して父を育て直しました。
わがままや癇癪も安心して表現できる彼は子どもらしく笑い母親の愛情で満たされていきます。
もう拗ね者の父はいません。
可愛いやんちゃな父を小さい光の玉にして父の胸に返すと、父の表情は柔らかく穏やかに・・・。
その瞳はやり切った安堵と少しの疲れを湛えていました。
「ありがとう」と「ごめんね」を私に伝え、光の中に上っていきました。
その後、三姉妹の中でなぜ父が私をターゲットにしたのか?
父の理不尽な諸行についてなどをとりとめもなく話していたら「どんなお父さんだったら良かった?理想のお父さんを想像してみましょうか」とママさん。
子どもの頃に描いた理想の父をつらつらと話はじめる私。
サラリーマンでスーツ姿が素敵で優しくて、知識が豊富で、愛情豊かで、食卓が楽しくて・・・人生の節目でも頼りになる父・・・。
さあ、そんな父の元で育った私を大人にします。まあまあの職につき普通の結婚をして普通の家庭を築く普通の子育てをする・・・。子育ての終わった50代の私には「虚無」が残りました。
「何もない人生」え?え?えーっ?
同時に「怒り」のような感情というか、エネルギーが私の中に渦巻いているのに気が付きます。
なんじゃこりゃーーーー(@ ̄□ ̄@;)!!
何か思い出さなくてはいけない古い記憶に触れたようでした。
to be continued 💫🔜💫