セラピストブログ

2026.03.14 抜ける瞬間は静かに来る

人はときどき  共感に滞在します。

そこはとても安心できる  避難場所です。

「大変だったね」  

「それはつらいよね」


そう言ってもらえると少し呼吸がしやすくなる。


共感は、人の心を守ります。


だからその場所にしばらく留まりたくなるのは  

とても自然なこと😊


痛みが抜けず同じ話を何度も繰り返してしまう。


そんな自分を情けなく思うことも あるかもしれません。


でもね、  

気がついていないかもしれないけれど、


言葉の端々が微妙に変化していたりするんです。


それはとても静かで小さな変化です。


たとえば、


⚫︎ 幼少期、母に〇〇と言われたのです。  

⚫︎ 幼少期、母は〇〇と言ったんです。


被害者意識から来ていた言葉が、  

「事実」を語る言葉へと変わっていく。


またはその逆で、  

淡々と事実を語っていた言葉が  

被害者としての言葉に変わることもあります。

プロセスは人それぞれ。

どちらが正解か。  

そんなことを考える必要はありません。


大切なのは変化しているということ。

固定化していた立ち位置や  

心の視点が少しずつ動いているということです。


それは表面的にはもちろん、本人さえ気づかない  

とても小さな変化。


でもそのとき人は少しだけ共感の場所から顔を上げています。


誰かに引っ張られるわけでもなく、  

説得されるわけでもなく、


ただ自分の中であれ?」と感じる。

そしてふと気づく。


もしかしたら  もう少し楽な場所に立てるのかもしれない、と。そのとき人は  自分の足で次の場所へ歩き始めます。

変化はいつも こんなふうに 静かに始まるのです。

けれど人はすぐには動けるわけではありません。

抜け出したいと思っているのに、

また同じ場所に戻ってしまうこともある。

そこには、きっと小さな心のブレーキがあるのでしょう。

その正体について

次回のブログで少し書いてみたいと思います。


共感滞在モード ノート②




抜ける瞬間は静かに来る