セラピストブログ

2025.10.04 鬱になった次女を通じて

7月に入ってから、次女の体調や表情に異変が見え始めました。

ある朝、仕事に行ったはずの次女から泣きながら電話がありました。

その時の様子から、私は一瞬「もし最悪のことになったら…」という想像までしてしまい、

動揺し、胸が張り裂けそうになりました。

けれどなぜか「次女は大丈夫だ」と強く感じられたことで、すぐに落ち着きを取り戻すことができました。

後日、心療内科を受診したところ、鬱状態との診断が出ました。


次女を苦しめた「ぐるぐる思考」

オーバーワークの疲労がピークになった頃、会社のマネージャーから

「インターンの時はもっと出来る人だと期待してたけど、なんだか期待外れだったよ」

という言葉をかけられたこともきっかけの一つになったようで、自己否定が止まらなくなり、

勝手に涙が出てくる、電車の中で震えが止まらない・会社へ行こうとしても身体が思うように動けない……

そんな状態でした。

この時の次女の頭の中は、自分を責める声でいっぱいになり、ぐるぐる思考が止まらなかったようです。


私自身の気付き

そんな次女が、今回これを抜け出していった様子を間近で見てきて、

私自身感じたことをお話ししようと思います。


最初は、次女をどうにか落ち着かせ、「私が何とかせねば!」

と、まるで自分事のように娘のことを心配していました。

これは、私自身の問題ではなく、娘の問題なんだと気付いてからは、

「もうこれ以上娘のことを心配するのは止めよう」と決めました。

娘には乗り越える力があるし、何かに気付きたくて、これを起こしているんだと強く感じました。

一緒になって悩むのは、一見優しさのようでいて、かえって不安を増幅させてしまう行為なんだ。

私は次女に振り回されないよう、ただ自分を大切に、自分を喜ばせる、そんな私の後ろ姿を見せよう。

ちゃんと見てろよ‼とまで思えました。(何様ーーっ😂😅)


この間、次女は色んな感情を紙に書き出して、頭の中を整理していました。

しっかり睡眠もとり、心と身体を休めることにも努めていました。

ただし、「今、自分はここにいるんだ!」という実感をさせるために、自分のことや洗濯や料理など

身近なことをさせました。


私も夫も、次女の顔色を伺わず、ただ「普段通り」に接しました。

夫は大好きなゴルフを楽しみ(このくそ暑い中😂)、

私は推し活?(笑)やかき氷の食べ歩き、ヨガに夢中になり、それぞれの時間を思いっきり楽しんでいました。

一度は次女も一緒にヨガに行き、汗を流した後「初めて呼吸を意識できた」と話してくれたのが印象的でした。

その後はダンスや音楽、読書など、少しずつ「好きなこと」に意識を向けるようになっていきました。


復職と新しい一歩

9月、次女は復職を決意しました。

多くの選択肢がある中で「もう一度ここで働く」と決め、一番望んでいた部署に異動できたのです。


休職中に読んだ本の中でも『自分に嫌われない生き方』は特に心に響いたそうで、

気づきをメモしながら、自分を大切にする生き方をしたいと強く思ったそうです。

(私は読んでないので本の内容まではわかりません💦)


「それでも、今も無意識に他人軸になってて落ち込むことはあるけど、

その都度こういう生き方や考え方を持ちたいって思いだしてるんだ!」

そんなふうに話す次女は、少しずつ自己否定から「自分を愛する」方向へシフトしているのを感じます。


娘は強かった

私は「何も心配する必要はなかった」と心から思いました。

娘は娘自身の力で立ち上がり、苦しみを一つひとつ手放していこうとしている。

母である私が娘に過剰に手を貸すことは、むしろ成長のチャンスを奪ってしまっていたんだ。

「干渉」と「支援」は違うのだと気づきました。

これからは「信じて突き放すこと」も娘にとって、そして私自身にとっての幸せにつながるのだと思います。


そして先日、次女が「1年後には一人暮らしを満喫している自分」について話してくれました😆

その姿を見て、何だか嬉しくて、幸せな気持ちでいっぱいです😊💓


おわりに

今回の出来事を通して、私は自分の『背負い癖』に改めて気付くことが出来ました。

私が人のことを背負おうとするのは、その人のこと心から信頼してないからかも?

人の人生を背負うことで、私自身が苦しくなるし、その人にとっても私に依存させるという悪循環をもたらし、

成長の機会を奪ってしまうということ。

娘の人生は娘自身のもので、娘の苦しみを救えるのは他でもない、娘自身なんだということ。

私はただ信頼して待つことの大切さがやっとわかったような気がします。


もし今、同じように家族のことで悩んでいる方がいたらーー

心配することよりも「相手の人生を信頼」することが、実は一番の支えになるのかもしれません。


セラピストとして亀のような歩みで進んでいる私ですが、お客様に対しても同じことだと思いました。

お客様の人生を背負うのではなく、ただその人の魂、人生を信頼したいです✨


私は、その人にとって今、必要な言葉をただ届ければいいんだ・・・✨

そう腑に落とせたことにも感謝です💓


たくさんのことを乗り越えてきた私だからこそ、
あなたに寄り添う方法をお伝えできます。

ぜひ、あなたのお手伝いをさせてください🍀🍀🍀

鬱になった次女を通じて