2025.02.26 ✨思い出の食卓✨〜ベル薔薇と玉葱〜
こんにちはヒプノセラピストの花梨です😊
最近ベルサイユの薔薇が映画になり話題になっていますね♪
YouTubeでもアニメが放送され、私は今ハマって見ております!😊
そんなベル薔薇を見て、ふと子供の頃を思い出したのでブログに書こうと思います♪
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私が中学1年生の時、クラスメイトに風変わりな小島さんという女の子がいました
真面目そうな子で同じ小学校の子とも交わらず、いつも1人でいる子でした
授業でグループが一緒になり話してみると、
彼女は本当に変わった子で、貴族のような言葉遣いや仕草をする面白い子だった
制服のスカートをつまみエレガントに階段を上り下りをしたり
口元に手を添えオホホ…と小さく笑ったり。
将来はパトロンをつくって贅沢三昧暮らすのよ♪と話していたり
決してふざけてるわけではなく本人はいたって真面目でした
小島さんは私の中のイメージで
ベル薔薇のマリーアントワネット…ではなくデュバリー夫人だった😅
当時の私は表面的な部分しか見ていなくて
こんな面白い子がいるのかと興味深々で
学校帰りに彼女の家で遊びたいと無理にお願いした事があった
小島さんは親に確認してから、どうぞと迎えてくれた
アパートのドアを開けると玄関には懐かしい木の数珠の暖簾がかかっていた
暖簾の隙間から部屋全体が見えた
私は自分から遊びたいと言ったのに家に入るのを躊躇した
部屋には家族皆んながいた
職人風のお父さんはお酒を飲みながらテレビを見ていた
お母さんは頭にカーラーを巻いて鏡台で化粧をして、幼稚園ぐらいの弟もいた
家の雰囲気は重たく暗く,彼女がパトロンとか子供らしからぬ事をなぜ言っていたのか
なんとなく当時の私にも玄関先で想像できた
とても遊ぶような雰囲気ではない
ここまで来て帰りますとも言えず、暖簾をくぐり上がらせてもらった
六畳程の部屋でお父さんと1メートルもない距離に私は座り、お母さんはその横で忙しそうに支度をしている
私は彼女の持っているシールや小物を見せてもらっていたが
気まずくて、ただただ居づらかった
外で遊べば良かったと後悔した💧
暫くするとお母さんの出勤に合わせて、おぜんには夕飯の用意が置かれ始めた
慌てて帰ろうとしたが、食べていきなとぶっきらぼうに私の箸と茶碗を用意してくれた
私はその時の夕食に驚いた
大皿にドーンと山盛りの炒めた玉葱が置かれていた
他にもおかずはあったと思うがメインのおかずが玉葱だった
どうやって食べていいのか戸惑った
皆んな小皿の醤油につけて食べていた
私も同じように真似して食べてみると
これがシンプルで凄く美味しかった!✨
小島さんの両親はいつもと変わらない様子で、飾りっけも愛想も無く怖かったけど
私は家族に混ぜてもらい食卓を囲んで食べているのが少し嬉しかった
ちょうど小島さんと出会った中一の頃は
両親が離婚し、母は父の残した借金と生活費を稼ぐため
朝晩掛け持ちの仕事で家には殆どいなかった
おまけに母は病気がちで、その頃は無理がたたって入院もしていた
7つ上の兄がいたが仕事や遊びで帰りは遅く、私はいつも1人でいることが多かった。
ご飯を食べる時も1人。
出前を頼んで食べることも良くあった。
母が夜、必ず仕事先や病院から大丈夫か?と電話をよこしてくれるのだが
借金の催促の電話も四六時中なるので合図を決めていた
3回鳴らして切る、私は電話がなるたびに母かな?と3回でベルが止まるか待ち遠しかったのを思い出した
書きながらボロボロ涙が出てくるなぁ…
この頃の私はまだ相当寂しがっている
小島さんの家で遊びたいと無理にお願いしたのも
人恋しくて真っ直ぐ家に帰りたくなかったからだ
小島さんが現実からかけ離れた世界に憧れ、逃避したくなるのも家族をみてわかった
私と同じ孤独と寂しさを持っていた
だから近寄りやすくて引き合った
あの頃の私は、人といる安心感が欲しかった
最近、子供たちの成長と自立を感じる事があって嬉しい反面
1人になる孤独感と淋しさ不安が湧き上がってきていた
これもこの時の自分からの声だ
あの頃の私を優しく抱きしめて沢山癒やそう✨
こうして何となく思い出す先にも癒されたい自分が出てきます
通り過ぎて終わったことも潜在意識にはしっかり残っていて
今を使って教えてくれる
ベル薔薇を見てふとあの玉葱炒めが食べたくなりました♪
あの頃の自分を思い出す懐かしい味です✨
皆さんは思い出の味はありますか?😊