セラピストブログ

2025.01.30 生きていることを実感

私の10代後半から20代後半はハチャメチャな10年だった。

運転免許取りたての頃は浮かれて友人とどこかの山にドライブに行き、飛ばし屋みたいに調子に乗りスピード出し過ぎて崖から落ちそうになったり、恋愛が上手くいかなくて自暴自棄になったり。
社会人になってからも、深夜に急いでいた私は、車のスピードを出し過ぎて交差点を曲がり切れず、スピンして(なぜか車がくるくる回っている時はスローモーションのようだった😂)死にそうになったり。

(対向車がいたら即死だったと思う)
その後も、外国での拉致未遂(これまた寸でのところで車から飛び降りて助かった)、空き巣に入られたり、ストーカー事件など・・・。

自分の結婚式当日ですら、牡蠣にあたって急患で運ばれたり🤣

なぜそんなに命を粗末にしてる?って感じだったけれど、いつもそれが終わると、
はぁ~💦生きてて良かった😭とその都度実感できた。
でも恐い目に遭う度に、なぜか心の底ではワクワクして嬉しそうにしている自分もいて。
(頭ではこんなこともう嫌だー!と思っていたけど、潜在意識ではスリルが味わいたくて怖い目に遭う度に嬉しくて喜んでいたのね🤣)
顕在意識と潜在意識に矛盾があったから、現実も上手くいくわけはなく...。
その当時はまさかこれらも全部自分自身が引き起こしていたとは微塵も思っていなかった。

一歩間違えていたら、今ここに私は存在しなかったかもしれない😂

そんなことを繰り返していても懲りない私は、何で私ばっかりこんな目に遭うんだ⁈と被害者意識が強くなり、何かに助けてほしくて、すがりたくて、神社にお参りしたり、友人に勧められてお水取りに行ったり、身に着けていると危険から守ってくれるというブレスレットを買ったり、除霊に行ってみたりと・・・。
外側ばかりに向いていて、何かに依存していた。

とにかく全ての軸が外側だったから、同じようなことを繰り返すばかり。
父が亡くなった時も、何で私ばっかりこんな目にあうんだー‼と思っていたし。

結婚してからも、どこか怒りや被害者意識があったので夫とも上手くいくわけもなく、喧嘩の毎日。夫への試し行為で家出を繰り返したりと、まるで捻くれた幼い子供のようだった。

どうしてわかってくれないの⁈何で私ばっかりっていう怒りが増していって、何度も離婚話になった。
そんな時、急遽私の母を引き取るという話になり、反対するであろう夫に恐る恐る聞いてみた。
すると意外な答えが返ってきた。

「いいよ。あんたの親だから、俺に出来る限りのことはするから大丈夫」

この時、本当に涙が出るくらい嬉しかった。
こんな私の親なのにいいの?
普段から会話もしない、不仲だった私に優しい言葉を掛けてくれたのは、喧嘩ばかりしていた夫だった。

そこからは夫に対して感謝の気持ちが湧いてきて、滅多に喧嘩もしなくなった。

それから母の介護と看取りが終わり、母がいなくなってからの1年間は喪失感と無気力感、後悔の念にもとらわれて、何をしていてもボーッとしていたり、一人になると涙が止まらない毎日だった。
多分悪霊もたくさんつけていたと思う😂

その時も、何で私ばっかりこんな目に?という被害者意識がますます強くなっていた。
母が亡くなる前に先代猫ヒマラヤンの金ちゃんも14歳で亡くなっていた。
ペットロスと一緒にその喪失感がぶり返してきて余計に辛かった。
何で大好きな人は皆私から離れていくんだろう、私の何がいけないんだろうって自分を責めてばかりいた。
でも、ふと何かのきっかけでスッと気持ちが楽になり、そこから抜けることが出来た。
母が亡くなってからの1年間は、私が自分に向き合うための必要な時間だった。


私はやっぱり今までよく頑張ってきたよね!
母のお陰で夫や娘たちにも心の底から感謝することが出来た。
弟がもう母とは住めない!と言ってくれたお陰で、母と一緒に過ごせたよね。
母を独り占めしたかった私の中の幼い頃の自分が、これを全部引き寄せたよね。


母を介護していた当時、私がいつも疲れて機嫌が悪くて、そんな私を見ていたからか、長女は学校へ持って行くお弁当も、早起きして自分で作るようになった。
まだ小学生だった次女も、何かある度に

「お母さん疲れてない?大丈夫?」と肩を撫でてくれたり、私が目を離している時は母のことを見守ってくれた。

そのお陰で私も何とかやってこれたし、それぞれがちゃんと成長できたと思っている。

以前はいつもどこかバラバラだった家族が、母のお陰で一つにまとまることができた。
お互いに相手を気遣って行動できるようになった。
信頼し合える関係になるためには必要な出来事だった。


とはいえ、当時の私は子供にたくさん迷惑かけてしまったという罪悪感から、つい娘らを甘やかしてしまうこともあった。

まだまだ自己肯定感の低かった私は、それから数年が経ち文太ママさんのヒプノセラピーに出会った。
一番最初は、夫との関係や当時次女の事で悩んでいたので相談したのだけど、ヒプノで感じた前世を通じて、「だからかー!」と不思議なくらい腑に落とすことが出来た。
そこからはヒプノで自分を癒していく度に気持ちがすっきりと思考もクリアになっていき、なぜか夫も次女も変わっていった。

自分を癒やすってこういうことか!

当事者意識で生きるってこういうことか!

人は周りの人やペットでさえもお互いの学びのために魂の合意をしてきているという。

両親や今まで出会ったペットたち、かつての彼氏やストーカー犯人や私を拉致しようとした犯人でさえもすべて合意だったんだ。

苦しい思いや経験を通じて、そこからいかに自分にフォーカスしていくか。

ヒプノで出会ったお客様とお話していても、過酷で苦労の多かった人生にも全部意味があって、どんな自分も受け入れて、自分自身を本当に愛したいからここに来ているんだというのが伝わってくる。

この過程で私にもたくさんの気付きを与えて下さったり、似たようなことを私も体験していたり、お互い共感しあって笑ったり、色んな感情を掘り下げていくのはまるで一緒に謎解きゲームをしているようで、この時間がすごく楽しい。

最近、ふと疑問が湧いてブレそうになっていた私がいたのだけれど、昨夜お客様とお話していると、心の底から喜びや感謝が湧き出てくるのを感じた。

やっぱり私は自分の好きな事を、焦らず、亀のような歩みでもいいから自分のペースでのんびり進んでいければそれでいいんだと思えた。


Tさん、本当にありがとうございました😭💕


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