2025.02.25 私と娘の執念
こんにちは。すずらんです。
今日はヒプノセラピーの体験談を綴りました。よろしければお付き合い下さい!
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私には8歳の娘がいる。
年末の寒い時期に生まれた娘に、新生児の頃からゾッとするような冷たさを感じていた。赤ちゃんのホワンホワンとした温かさが感じられないでいた。
その冷たさを感じると、どこからか不安が出てきて、娘の体が心配になったり、妊娠中に身体を冷やしたから、と自分を責めたりした。
いつしかこの子は冷え性だと結論付けて
なるべく冷やさないように、と気に掛ける程度になっていた。
何年経っても、どうしても気になるので、セラピストの方々に癒しをお願いした。
ヒプノセラピーに入っていくと、出てきたのは前世。正室か側室か?どこぞの奥方様。
なかなか子どもに恵まれず、世継ぎを産まなければと子授けのために極寒の中修行のようなお遍路参りをしている。
結局、過酷さに耐えられず、旅の途中で亡くなってしまうのだけど、実は妊娠していて赤ちゃんも道連れにしていた。
そんな自分の浅はかさや、立場を全うできなかったことに、後悔し
悔やんでも悔やみきれない。
この人が出てきた時から私自身も寒くて堪らない。執着のレプが強くて心が穏やかになれない。
この人に赤ちゃんを抱かせてあげる。
そこで感じたのは、赤ちゃんが可愛くない。赤ちゃんが欲しいわけではなかった。
ただ、世継ぎを産んで自分の立ち位置を守り、役目を全うしたかった。そのためには何としてでも子供を産まなければならなかった。
この前世は子どもの存在を道具のように思っていた。
しかし、私自身もこの人の気持ちを痛いほど理解できる。
恐ろしいくらいの執念と執着、惨めさを感じながら子供が欲しいと思っていたからだ。
その後長女を授かり、生まれたら生まれたで、愛おしく思えず、なぜ私はこの子を愛せないんだろうと悩んだ。
母親なのに愛情がない。とまた自分を責めた。
だけど、前世の観点から見たら、自分の保身のために子供が欲しかったわけで、子供への愛がなかった。
私も、その前世の感情をなぞっていたんだと思う。
それから、娘の母を求める執念も凄まじく、赤ちゃんの頃から今に至るまで
「抱っこしよ〜抱っこしよ〜っ」
絶対に離れたくない!!!って意気込みが恐ろしいほど。
ずーーーっと抱っこしても、望みを聞いても娘の満たされない感じが伝わってくる。それがまた辛かった。
娘も深いところでは愛されていないと感じて、
「私に気付いて!!」と母の愛を求めていたんだろうな。
それに、何より
”抱っこしよ〜ゾンビ”は
私のインナーチャイルドでもあった。
私の前世と娘の前世に愛を入れる。
そして私のお腹の中にいる赤ちゃんに、生まれた時に、また一から育てていくように繰り返し自分と娘に愛を入れていく。
どんどん冷たいイメージが無くなり、
愛で満たされて、こんなに温かい気持ちでいて良いんだと嬉しく思った。
この癒しが終わった直後から娘の執念を感じなくなった。
娘の手を触ると温かさが心に響くように伝わり、娘の事が大好きで、心の奥底から愛してると実感して涙が出た。
抱っこしよ〜ゾンビは相変わらずだけど、嫌悪感や不快感が無くなっている。
“娘が冷たい”からこんなに深い癒しに繋がるとは思ってもいなかった。
癒しって何が出てくるか分からない。
自分を知る事が楽しくて嬉しくて、もっと探求してみたいと思ってしまうほど。
この癒しの積み重ねで愛が深まり、自分を受け入れて自分自身と繋がっていくんだろうな。
ぜひ、皆さまにも癒しの心地良さや、現実が変わる事を感じていただきたいと思っています。
それぞれのストーリーがあり、今世があります。どんなことでもお話をお聞かせ下さい。