文太ママ&彩加のブログ

2025.02.16 16歳の思い出【文太ママ】

唐突に思い出した事があるので、書き留めていこうと思います^^

よかったら お付き合いくださいませ♪


それは高校一年生の夏休みの事。

私は16歳になったばかり。


母がミシンを購入した。

商品を届けに来た営業マンが 玄関先に上がり ミシンの使い方を説明していた。


営業マンはいかにもセールスマンといった風貌で

スーツを着用 それはそれは物腰柔らかく 優しく丁寧な口調でミシンの取り扱い方を説明し始めた。


説明が始まると、自分が使う癖に 途端に飽きたらしく

「ねえ、あんたが代わりに聞いといて!」

と、母が私に丸投げしてきた。

自分が欲しくて買ったくせに、そそくさと台所に行ってしまった。

というか 逃げたwwwww 

そういう(娘に尻拭いさせる)所がホント バーカ!w


私は暇だったのと、好奇心もあったので 説明を聞いておくのを引き受けた。

そんな母に 呆れた表情を一瞬 浮かべながらも「それならば改めて・・・」と私に説明し直す営業マンwww


ちなみに母は43歳。

営業マンは40前後くらいだった。

うちのアホな親とは違い「落ち着き」「知性」を漂わす 大人を感じさせる男性だった。


そんな大人が こんな小娘の私に「お客様」として丁寧に一生懸命 説明をしてくれる。

現物のミシンを前に「ここにこうやって糸を掛けて・・・」と

小さなミシン針を2人で見つめている訳だから いつの間にか私は営業マンにくっ付いている状態だったwww


私はただのガキだったので「おじさん、ここは?」「おじさ~ん、これは?」と何も考えずにくっ付いたまま質問しまくる。

営業マンは丁寧に答えてくれるw


しかしそのうちwww

「あの!あのね!お嬢ちゃん!

おじさん、一応男だから!

そんなにくっ付かれると変な気分になっちゃうから!!!

ちょっと離れようか!」

と真っ赤な顔して 笑っていたwww


私は一瞬何を言われているのか、分からなかったwww

だって別に二人きりじゃなかったし、正面には私の祖母だっていたし、何なら妹だって居たんだし。

こんな私に 何を照れる事があるんだ!? だって「私」だよ?


むしろ私は安心しきっていた。

何ならもっとくっ付いていたいくらいだった。

離れて って言われて 淋しいと思ったくらいだ。

この男性の 温かさや包容力にもっと触れたいと思ったんだよね。


私はその後も 何事もなくニコニコしながら聞いていた。

営業マンは小一時間ほど説明して、帰って行った。


この ホンのちょっとした出来事だったけど、私は自分の中の 色んな事に気付いた。


私、淋しいんだ

愛に飢えてるんだ


裏を返せば

親から いかに愛されてないか

愛されてると実感したことがないんだ

と心底 気付いてしまった。元々 分かっていた事だけどw


普段から 父親から「おいブス!」「ブスのくせに!」など「ブス」呼ばわりされていた私は

自分に対する認知が 相当歪んでいたと思う。


あの営業マンに指摘されるまで 私がそろそろ「女性」として見られる年頃になっているとは思いもしていなかった。

むしろ「私みたいなブス、女として認知される訳がない」と思い込んでいた。

一般に「女性」という区分があれば 

「私は入っていない」「入るとしたらその他」

という思考だったwww


そして初めて感じた「安らぎ」「安心感」


私の両親から 一度も感じた事はなかったものが 赤の他人で 初対面のおじさんから感じ取ってしまった とまどい。

対極として 浮き彫りになる 両親の稚拙さ。


私は営業マンに恋した訳ではない。

むしろ娘として 愛されたいと思った。

純粋に そのおじさんの子供が羨ましいと思った。

叶うなら おじさんにずっと抱きついていたいくらいだったwww


今ならわかるね。

そんな子達が 援交 パパ活に走るのも 理解できるよ😅


私は自分の中の危うさにも 気づいた。


それから二年後、私は前夫と出会う。

8歳年上の社会人は 高校生から見たら 大人に見えた。

父性に飢えた子なら、早婚へ突き進むのも道理だwww


結局 父性愛は前夫からも 貰えなかったが😅


皮肉なことに 20も年下の現旦那に それは貰えたwww

あの時感じた、欲しかった「安らぎ」「安心感」「温かさ」を手に入れた!


あれから40年経ったか~😂😂😂


と ふと思い出したのでした!


人生って何がどうなるのか 分からんね😂😂😂


私の思い出話にお付き合いくださり、ありがとうございました♪




16歳の思い出【文太ママ】